繭糸の白は透明感があって本当に美しいなと感じます。その白度も品種によって異なるるところはお蚕さんの神秘性。
製糸工場では、繭を保存するために熱風乾燥するのですが、その乾繭からとれた生糸は、タンパク質が変化したことにより生繭のときの透明感は無くなってしまいます。
工房では、出荷された繭を冷凍保存しているため、座繰りで挽いた糸は透明感を保つことができます。
その特徴を活かして、白を基調にした八寸帯を制作しております。
画像はかえし部分ですが、白が活きるお太鼓柄にするため、毎回糸選びは難しさを感じます。糸の組み合わせに悩んでいるため、織りが進まない一日。
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